2008年11月アーカイブ

"Peace x Green x Asia"

 神戸にて、ピースボートとみどり関西などの合同プロジェクト。
 田中優氏の講演など。
 氏の講演では、結局のところ、戦争というのは水や地下資源を巡って起こるものだから、平和と環境の問題は密接に結びついていると言うことを強調。
 また、石油や原子力に比べて、代替エネルギーは高いと言うが、前者の調達コストには膨大な「資源獲得のための戦費」が計上されておらず(もちろん一般市民の犠牲というコストも考慮されておらず)、それを考えれば決して安いわけではない、という議論。
 従って、将来的には、地域で消費するぶんのエネルギーは地域で自給する、ということにならなければ「エネルギーの安全保障」は達成されないと考えるべきで、そういう意味で代替エネルギーこそが唯一の解答である。
 たぶん、「代替エネルギーだけでは足らない」という議論を逆転させて、「代替エネルギーで足りるぶんのエネルギー消費で維持できる社会をデザインする」という発想が必要なのだろう。



 12/6(土)ピース×グリーン×アジア交流パーティー vol.2も予定されている。
政権移行に向けたオバマ氏の公式ウェブサイト開設 国際ニュース : AFPBB News
【11月7日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)次期米大統領の政権移行に向けた公式ウェブサイト「www.change.gov」が6日、開設された。同サイトでは、ユーザーに対し、米国の将来についてアイデアを募集している。
(中略)
  同サイトのブログには、オバマ氏が4日にシカゴ(Chicago)で行った勝利宣言を収めた動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」の動画へのリンクも張られている。

 ということで、オバマ次期大統領、ネットを活用しまくりですね(しかし、こういう場合は.govが取れるんだ…。日本だとどうなんでしょ?)。

 YouTube - BarackObamadotcom さんのチャンネル



演説の全文はこちら
 Transcript: Obama's acceptance speech - Yahoo! News


 観客の目がうるうるしていてちょっと怖いのですが、"It's the answer spoken by young and old, rich and poor, Democrat and Republican, black, white, Hispanic, Asian, Native American, gay, straight, disabled and not disabled"なんて呼びかけられれば、これは一種の革命なんだなぁ、と。
 (だから、新政権にはボリビアの先住民大統領であるモラレス政権なんかの「革命性」に対して敬意と配慮を望みたい。ムガベに敬意を払えとまでは言わないけど…)

 あと、副大統領候補にバイデンを選んだのは、彼が一般庶民の出身であることが大きかったと示唆する部分とか、自分の選挙が「労働者階級のなけなしの貯金から掘り出した5ドル、10ドル、20ドルの」献金から始まり「その世代は政治的無関心(apathy)が強いという神話を打ち破った」若者たちによって育てられ…、と続くあたりとか、確かに上手い。
 オバマにはなんとなく「狡い」イメージがあるのですが(人間的にはマケインのほうが信用できるタイプだと思う)、こういう流れを見ていると、リンカーンやケネディに比する偉大な大統領として記憶される日が来るのか、という期待もあったりなかったり…。

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 リチャード・フルド(リーマン・ブラザーズCEO)、ヘンリー・ポールソン(財務長官 元ゴールドマン・サックス会長)、ベン・バーナンキ(連邦準備制度理事会議長)らにメッセージ落書きを、というアートだそうです。

 政治的パフォーマンスアートとして、こういうのやりたいですけどね。

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