STSの最近のブログ記事

 ハードコピーを送っていただきましたが、「I2TA: 先進技術の社会影響評価(テクノロジーアセスメント)手法の開発と社会への定着」サイトからダウンロードできます。

『技術の社会的影響評価: 多層カーボンナノチューブに関するリスク評価・管理の最近の動向』



 このノートは第4 期科学技術基本計画の策定などにおいて、総合科学技術会議に参照されるこ
とを希望して、多層カーボンナノチューブのリスク評価・管理をめぐる最近の動向を整理し、提
言をおこなったものである。特に、2008 年に出された多層カーボンナノチューブの有害性に関
する2 本の学術論文、および厚生労働省による「ナノマテリアル製造・取扱い作業現場における
当面のばく露防止のための予防的対応について」という通知が大きな社会的影響をもたらしたと
見られることから、この問題を中心に扱い、速やかに報告書としてまとめることを狙いとした。
したがって、今回の調査においては、さまざまな種類のナノマテリアルについての特性、リスク、
便益や他国の動向など幅広い社会的影響を対象外とした。


 デンマークで年末に行われる気候変動枠組み条約締約国会議にむけて、世界同時市民会議が開催されます。
 阪大はその日本版に係わっているのですが、そのために行われたコペンハーゲン・セミナー(3月23日〜25日)の様子をYuoTubeにアップしました。

 前のエントリーで書いた臓器移植法改定に関する「生命倫理会議」の記者会見の模様がブログとYouTubeに上がっていた。

 林真理さんのブログで、68名の連名による「臓器移植法改定に関する緊急声明」が出たことを知る。
 学者が積極的にこういう議論に参加していくのは、もちろん大切だと思う。
 ついでに言うと、書かれていることにも概ね賛成である。
 ただ、「生命倫理会議」のウェブサイトが見つからず(断片的な情報があちこちのブログで見つかるのみであり)、林さんのところでしか全文が読めず、誰が署名した68名なのかもわからない、というのはいかがなものか…。


▼M.HAYASHI's Diary:「臓器移植法改正に反対」
 http://tau.s16.xrea.com/blog/archives/2009/05/post_955.html

▼臓器移植法改正に反対、緊急声明 京の研究者ら生命倫理会議:京都新聞
 http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009051200204


 国会で臓器移植法改正論議が進むなか、京都をはじめ全国の大学で生命倫理に携わる研究者でつくる「生命倫理会議」が12日、厚生労働省内で会見、改正に反対する緊急声明を発表した。政府や国会に対して徹底的な審議を求めた。
 緊急声明には大澤真幸京都大教授や荻野美穂同志社大教授ら68人が賛同。改正をめぐっては、家族の同意で臓器提供ができ年齢制限もないA案、提供可能年齢を12歳まで引き下げるB案など3案があり、現行法の死の定義はそのままに年齢制限の撤廃などを盛り込む折衷案も議論される見込み。
 (後略)

▼FNNニュース: 生命倫理の教育・研究にかかわる大学教員ら、臓器移植法改正に反対する緊急声明
 http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00155010.html

▼生命倫理会議 臓器移植法改定に関する緊急声明(2009年5月12日)
 http://tau.s16.xrea.com/blog/archives/2009/05/post_957.html

▼生命倫理会議 臓器移植法改定に関する緊急声明 臨席者
 http://d.hatena.ne.jp/kuronekobousyu/20090511/p1

【追記】
 ウェブサイト(ブログですが)、あったようです。
生命倫理会議: 生命倫理会議 臓器移植法改定に関する緊急声明
生命倫理会議: 緊急声明発表と記者会見

 Gigazineの「ロッククライミングができる学生寮」という記事によると、
 オランダのエンスヘデという街にあるTwente大学の学生寮の外壁がロッククライミングの練習場になっているそうです。学生寮は9階建てで高さが約30メートルほどあり、本格的な練習ができるようになっているとのこと。一つの学生寮だけがロッククライミングできるのだと思いきやもう一つ同じような学生寮があるようで、大学自体がロッククライミングを推奨しているように見えます
 …とのことなので、トウェンテ大学に行く機会のある人は是非、ロッククライミングに挑戦を…
 
※トウェンテ大学はアリエ・リップ氏などがおり、STS業界では有名大学なので、私の知り合いのみなさんの誰かが、そのうち行く機会があるんではないかと思ってるんですが…。

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