May 2004アーカイブ

 友人がCDをリリース。
 "Cinema Dub"は、ライヴの時に、証明がわりにプロジェクターで白黒のスライド写真を写して、「それに音楽を付ける」感じにしたから(と言ってたと思う)。
 Monksはセロニアス・モンクから。
 まぁ、そんな音楽です。

 スペインとドイツでうけているらしいです。

TRES~sometimes on a field kickin’a ball


↓↓ジャケット写真! 

ピープルズ・プラン研究所のニューズレターに掲載した「もう一つの世界の可能性: ムンバイを経過して社会フォーラムという運動(or 空間)を考える」の報告。


 WSF連絡会「もう一つの世界の可能性: ムンバイを経過して社会フォーラムという運動(or 空間)を考える」
  People's Plan Study Group Newsletter No.6 2004年5月 p.3

 2004年1月、インドのムンバイで行われた世界社会フォーラムは世界中から10万人の参加者を集めた。フォーラムは、様々な問題に取り組む人々が共通の問題を探るための場所として、年々重要性を増してきているが、日本ではマスメディアによる報道もほとんど見られず、また現地でも日本からの情報発進があまりないことに対する不満の声が多く聞かるなど、日本社会にとっての課題を残している。
 こうした中、4月24日、文京区民センターに社会フォーラムに参加する運動体の互助組織としてつくられた「世界社会フォーラム日本連絡会」が主催する報告会が行われた。タイトルも『もう一つの世界の可能性: ムンバイを経過して社会フォーラムという運動(or 空間を考える)』とされ、日本からの参加のあり方を問うものとなった。ほとんど宣伝もしない中、約50人ほどの参加者があり、熱心な討議が行われた。
 まず、4月初めに開かれた世界社会フォーラムの国際委員会に参加した大屋定晴氏(ATTAC Japan)と国際委員会の正式メンバーになったピースボートを代表して山本奈美氏の二人から報告があり、その後ムンバイに参加した要友紀子氏(SWASH)、稲葉雅紀氏(アフリカ日本協議会)、なすび氏(山谷労働者福祉会館)が今後のあり方について提言を行った。特に三氏の見解の共通点を挙げれば、社会フォーラムが巨大化するなかで、どう少数派のものを含む多様な意見を無視しないようにしつづけられるかが問われている、という点である。大屋氏からも、このことについては国際委員会でも討議が行われていると説明があった。
 これらの報告を元に、参加者は6つのグループに分かれて、今後の日本からの参加のあり方について討議が行われた。大多数の参加者は社会フォーラムに参加していたわけではなかったが、各組とも活発な議論が行われた。連絡会のイベントも会を重ねるごとに、参加者が日本社会フォーラムや東アジア社会フォーラムといった場の必要性を共有するようになっているように感じられる。多くの困難は予想されるが、実現の可能性は模索されるべきであろう。
 最後に時間を若干延長して連絡会の今後についての話し合いが持たれた。今のところ、連絡会は会費も取らず、明確な会員制度もない緩やかなネットワークとしてやって来たが、世界に向けてより積極的に情報発信していくこと、特に国際委員会のような場に参加者を派遣する必要などから、連絡会もしっかりとした組織に改編していく必要があるのではないかという議論がなされた。

会場風景↓

ATTAC京都月例会として、キューバの農政研究で有名な吉田太郎氏の講演。

吉田太郎氏

 50人集めて、月例会としては盛況(それでも決して黒にはならないのであった。まぁ、いいんですが)。

 しかし、やはり食と農はみなさん、関心がおありですね。

会場風景

関連書籍↓

 インド下院の選挙が終わった。
 与党優位は揺らぎがたいと見なされていたが、開けてみれば与野党逆転である。
 インド政局について述べたので、そのフォローアップもかねてそのあたりについて雑感を述べてみる。
 …と思ったらエライ長くなった。

 日本のインディメディアというべきJanJanが始めたJanフォトは面白い…かもしれない。
 とりあえず自分の写真を登録しておいて、商用に使いたいという人がいたら自分の決めた金額で売れるというもの。半額がJanフォトに入る仕組みになっている。一応、1000ピクセル四方ぐらいの写真であれば利用可能らしい(使いたいと思う人がいるかはまた別だが)。最近はデジカメもかなり高性能なので、私もここ2年ぐらいのうちにとったやつはそれなりに使えそうだ。
 文化人類学の学生なんか、普通はあり得ないようなところに出かけて写真を撮るわけだから、その一部をこういうところに出して、渡航費の一部でも回収できれば研究もずいぶんとやりやすくなるだろう。ってことで、ビジネスとして軌道に乗って欲しいヴェンチャーではある。

 と、思って自分も数枚出品。しかし、見返してみると黒い被写体の後ろが黒い背景になっていたり、一番きれいな部分によけいな人が写り込んでいたり、なかなかプロの写真家のような写真は撮れていない(まぁ、当たり前ではあるが)。
 今度出かけるときは、そういうことにも注意して写真を撮ってこようと思う。

 …しかし、最近は一人でICレコーダーとデジタル・ヴィデオとデジカメを操り、話も聞いて、それをPowerPointや iMovieを駆使してマルチメディアなプレゼンに仕立て上げないとそういうものに慣れ切った聴衆に飽きられてしまうわけで、ある意味ほとほと大変な時代だ…。

5/15(Sat) ATTAC京都講演会

吉田太郎氏講演会
「1000万人が反グローバリズムで自給・自立できるわけ 〜 スローライフ大国・キューバ」

 日時:5月15日(土) 14:00〜
 場所:京都大学文学部新館第一講義室
 参加費:500円(学生300円)
 主催:ATTAC京都 http://kattac.talktank.net/
 連絡先:kattac@talktank.net
     090-4306-4063(山沖)

(著書「1000万人が反グローバリズムで自給・自立できるわけ」築地書館,2004の案内より)
 トキ、ミミズ、玄米、カストロ、革命防衛委員会……
 アメリカ主導のグローバリズムに真っ向から反旗を翻し、自給自立の道を突き進むカリブの小国キューバ。
 生ゴミはミミズで堆肥化し、海洋汚染や飲料水は微生物で浄化する。原発と縁を切り、脱ダム宣言を行ない、湿地を保全し、沙漠に木を植え、生物多様性の保全と自然再生事業で雇用を確保する。脱石油文明&ピース。
 もうひとつの世界は可能だ。斬新な持続可能国家戦略を柱に、官民あげて豊かなスロー・ライフを実現させた陽気なラテン人たちの姿を追った現地リポート第二弾!

 銀座のApple Storeに初めて行ってみた。で、カバンを購入。
 なんでも、この会社の社長がApple Storeを訪れたさい、自分のPowerBookをおもむろに展示してあるカバンに入れるなり、ほうり投げたそうな。
 まぁ、容量も申し分なさそうだし、ちょっと高いけど保険ということで買いました。

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 すでにお知らせしたとおり、明治学院大学アートホールにて「もうひとつの世界って、ナンなんだ!?」を開催しました。主催団体のWSFJ-youthは、2004年のムンバイ世界社会フォーラムに、ピースボートのフェロー・インターンで参加したメンバーを中心につくったものです。っていうか、かなりとりあえずつくったので、方針や今後の活動など、いっさい白紙です。どうしよ(笑)。と、まことに頼りないながら、なんとか開催にまでこぎ着けました。ピースボートならびに実動部隊になった若い参加者に感謝(おかげで当日しゃべるだけですんだ感じ)。

「もうひとつの世界って、ナンなんだ!?」(2004年05月08日 明治学院大学アートホール)で利用した配布物から転載。

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 朝日に『インドのハイテク州、農民自殺急増 州内で「明暗」』という記事。
 http://www.asahi.com/international/update/0505/006.html

以前お知らせした下記の本、ネット上の書店で購入戴けるようになりましたのでお知らせします。
みなさま、よろしくお願いします。

春日匠 「多色の大河: 世界社会フォーラムに関する同時代史的考察」『アソシエ』13号 246 pp. - 270 pp. 御茶の水書房
[Amazonで購入] [bk1で購入] [楽天で購入]

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