April 2007アーカイブ


Originally uploaded by skasuga.

 映像ワークショップ「カフェ・イマージュ」やってます
 で、参加者のみなさん(学生たち)は撮影に出かけています。


4月25日(水) カフェ・イマージュ
1分間の映像を撮ろう
「カフェ・イマージュ」は、映像やインターネットコンテンツの制作と鑑賞を主な活動とする、CSCDメディアショップ事業の一プログラムです。メディアを受け取る側からつくる側に回ること、そして自分や他人のつくったものを表現として味わうことを主なテーマとして、様々な実験を繰り広げます。今回は、ビデオカメラを使った映像のミニワークショップを実施します。参加者がひとりひとりビデオカメラを片手にモノ・コトの風景を撮影しに出かけ、撮影後、皆で集まって映像を鑑賞し、映像をみるという経験について語り合います。
カフェマスター 久保田テツ・ほんまなおき(CSCD教員)


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 Flickrのメッセージ機能で、知らないインド人から、写真を使わせてほしいというメッセージが入っていた。

 昨年訪ねた南インド、ケララ州のカリカット(コージーコード)という都市は、現在でこそ港は見る影もないが、かつては世界で最も栄えた貿易港の一つであった。
 この地の支配者は16世紀にポルトガルによって攻略されるまでは、千年以上にわたってインド洋交易の中心に君臨し、世界中の富を享受していた…らしい(ポルトガルのインド進出以降、ポルトガルと手を組んだコチの王に、インド洋交易の支配権は移行していく)。
 この街には"Sweet Meat Street"(SM Street)とも呼ばれている、おそらく、1000年以上続く商業地区がある。
 これは、この地の名物でもあったコージーコード・ハルワ(アラビア語のSweetsが語源らしい)というお菓子が、ヨーロッパ人から「甘い肉(Sweet Meat)」と呼ばれていたことによるらしい。
 

 で、もらったメッセージによれば、4月5日に大火事が起こって、この歴史地区がほとんど全焼してしまったらしい。
 インターネットで調べてみたところ、どうも花火工場の事故(?)だったようである("Cracker shop catches fire in SM Street")。

 で、これに関する記事を書くのに写真を使わせてほしいという申し入れをいただいたという次第。
 もちろん、そういった目的に否やがあろうはずもないので、早速どうぞというメールを送り返した。

 ショックな事件であるが、写真を公開していたので知ることができて良かったというか、公開しておくだけのことはあるなぁ、と思った次第(新興IT国家インドといえど、田舎に行くとデジカメを持っている人もまだそんなに多くはないが、ネットカフェは庶民でも入れないこともない値段である、ということなのだろう)。
 街が早く立ち直ることを祈りたい。

 (他のSM Streetの写真はFlickrへ)

 どうもご無沙汰しております。

 3月までは大阪大学コミュニケーションデザイン・センターというところで特任研究員(「特任」というのは国立大学用語で「専任ではない」、ぶっちゃけ「単なるアルバイト」ということを指します)をしておりました。
 一応、週5日通っておりましたので、それなりの収入になっていましたが、3月で(私の給料の財源であった)科学技術振興機構からのお金が切れましたので、職が消滅しました。

 …ということで、とりあえず4月1日からは週2〜3日の契約で、「特任助教」ということで同センターに勤務することになりました。
 名称的には昇進っぽく見えるけど、労働単価(要はバイトなので時給計算)は変わらないので、収入面では減額という、ちょっとビミョーなラインに落ち着くことになりました(健康保険や年金も払わないといかんので、それも考えると結構な打撃な気もする…)。
 ちなみに「助教」ってのは変な名前ですが、「助手」というのがあまりに印象が悪い(主体的に研究ができないように見える)ので、今年度から国立大学に新設されたポストです。
 ちなみにこれまで「助教授」と呼ばれていた人は「準教授」になります。

 ただ、給与の財源が科学技術振興機構から大阪大学に移ったことにより、名目的にも仕事の裁量は大きくなっておりまして、今後は「仕事のために有休を取る」みたいなことはしなくてもよくなるのがなにより目出度いところです。
 (まぁ、どっちにしろ週休4〜5日なのですが…)
  いずれにしても、時間的にはだいぶ自由度が増したので、もう少しブログもマメに書けるんじゃないかと思います…たぶん。


 仕事の内容はこれまでどおり、科学技術コミュニケーションに関する授業をしたり、「サイエンスショップ」という仕組みを準備したりすることになります。
 「サイエンスショップ」は、大学が市民からの相談を受け付ける窓口のようなものです。
 阪大でもこの4月から、実験的にこの仕組みを導入していきます。
 (詳しくは http://handai.scienceshop.jp/

 あと、これまでどおり気軽に科学について議論する所謂「サイエンス・カフェの」ようなものも企画します。
 マイミクには東京在住の方も多いのですが、今年もまた銀座のアップルストアなんかでもイベントを考えていますのでよろしくお願いします。
 (要するに、公告屋っぽい研究者というか、研究のことが多少分かる公告屋というか、そんな感じ?)

 以上、近況報告でした。

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