August 2007アーカイブ

 いちおう全日空からプラチナ・カードをもらったので、ラウンジを使えるんですが…
 …関空では、ANAラウンジのなかで無線ネット環境がなく(有線LANすらなく、モデムポートのみ)、搭乗ゲート近くのふつうの廊下でFreeSpotにつながります。
 なので、すぐにラウンジから出てきてしまいましたが、なんか釈然としないものがありますね。


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 これからヨーロッパ出張のため、関空に向かいます。
 今回は、イェテボリ(スウェーデン)とパリ(フランス)に行き、9月3日に帰国します。

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 サンダーバード50号にて帰宅。
 夜の地方駅というのは情緒がありますね。

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昨日、科学コミュニケーター・サマーセミナーセミナー1日目。大岩山日石寺「あそあそ自然学校」の活動を取材。
 我々のチームはこれをもとに「自然学校でのボランティア募集」映像をつくる予定。本日はみなさん、編集をがんばっています。
 その他の写真はflickrの"Science Communicator Summer Seminar 2007 @ Toyama" フォトセットを…。

 それと、本日(二日目)は講師のひとり、川村智子さん ((株)アイカム)の解説付きで『胃: 巧妙な消化のしくみ』を見ました。
 映像をつくること自体が研究でもあるという好例です。

 東京から戻ってきたばかりですが、富山での科学コミュニケーター・サマーセミナーのお手伝いに行ってきます。
 …あんまり、私にできることもない気がするんですけどね。

※この「世界社会フォーラム・ブレチン 2007年8月1日号」は英語版からの非公式翻訳です。
 英語版は以下の場所で参照できます。
 http://www.forumsocialmundial.org.br/download/wsf_bulletin_010807_ing.htm
 翻訳に誤訳等があった場合、このの場所の文書が適宜修正されますので、転載される場合は本ページのURL(http://skasuga.talktank.net/diary/archives/000302.html)を明記されることをお勧めします。
 

WSF Venue 目次
1. 2008年WSFプロセス: 動員と行動のグローバル・デー
2. アマゾンでの2009年世界社会フォーラムに向けて
3. アメリカ合衆国社会フォーラムの評価報告
4. 各地の社会フォーラム

1. 2008年WSFプロセス: 動員と行動のグローバル・デー

 1000を超える市民と組織がすでに、www.wsf2008.net のサイトから「動員と行動のグローバル・デー」(2008年1月26日)への呼びかけに署名し、参加を表明しています。2008年はグローバルなイベントとしての世界社会フォーラムは行われません。この提案書は代わりに、社会運動やネットワーク、個別の組織が全世界でこの日の前後に同時的な動員のキャンペーンを組織するためのものです。
 
 目的は世界社会フォーラムがローカルな、各国ごとの、地域ごとの、あるいはテーマごとのフォーラムにおいて生きたプロセスであり、多くの多元的な戦略やキャンペーン、「もうひとつの世界」のための対案と地球全体の開発の中で生きたプロセスであることを証明することです。1月26日という日程はネオリベラルなエリートのための会合であり、通常は1月にダヴォス(スイス)で開かれている世界経済フォーラムに対抗するという方法として選ばれています。
 
参加の方法
 動員と行動のグローバル・デーはすべての組織と運動体によって、国際的、国内的あるいはローカルなレベルでの関心に応じて個々の場所で行われます。個々のネットワークや運動体、組織は彼らのアクションをどう行うか、またそれらの目的、構成、そして国家あるいは国際的なコネクションとどう接合させるかと言ったことを決定できます。

 このキャンペーンに参加するために、あなた方の組織は以下のような行動を取ることが出来ます。

・グローバルな呼びかけに署名してください(http://www.wsf2008.net で行うことが出来ます)

・可能な限り広く、この呼びかけを告知してください。ニューズレター、ウェブサイト、新聞、ラジオ番組あるいはメーリングリストといったあらゆる手段が活用できるでしょう)

・2008年1月26日の週末に向けてすでに計画されている可能なアクションについて、明確なものにしてください。

・国家的、あるいは国際的な行動の間の連動を提起してください。

 動員と行動のグローバル・デーを成功させるためには、すべての参加者が情報を惑星上の全ての場所に届けようとし、能動的にローカルなキャンペーンのプロセスを具体的に構築する活動の一部を担わなければなりません。

 もうすぐ、ウェブサイトで全ての参加者がアクションを登録し、それらを巡るアライアンスや連合体を構築することが可能になります。サイトは活動日に向かって決定されたアクションを広めることにも使えます。より詳細な情報のために、www.wsf2008.netだけでなく、WSFウェブサイトや今後のニューズレターも参照してください。
 8月2日から5日まで、ブラジル・バイーア州のサルバドールで行われる第二回北西部社会フォーラムにて、動員と行動のグローバル・デーに向けた活動が開始されます。このキャンペーンの、最初の広報のための活動は、8月4日午後2時30分からアントニオ・バルビーノ屋内競技場で、「伝統的な人々とコミュニティ: アイディンティティ、領土と抵抗」という会議に先立って行われます。この会議は第五軸(暴力への抵抗、平和と連帯の文化、人々の自己決定と主権の防衛)に関連したものです。屋内競技場はフォンテ・ノバのライオンズクラブ通り、エスタディオ・オタビオ・マンガベイラの横にあります。
 完全なプログラムについては北西部社会フォーラムのサイト(www.forumsocialnordestino.org.br)を参照してください。

2. アマゾンでの2009年世界社会フォーラムに向けて
 5月の終わりにベルリン(ドイツ)で開かれた世界社会フォーラム国際評議会の会期中、2009年に行われる次回の世界社会フォーラムについて、アマゾン地域に於いて行われることが決定された。フォーラムを組織するための最初のミーティングは8月中にブラジルのベレンにて開かれます。

 このミーティングにはパン・アマゾン地区9カ国の市民社会組織の代表が出席し、また、その他のラテンアメリカ諸国からとして、南北アメリカ社会フォーラム半球評議会と世界社会フォーラム国際評議会からの代表も出席します。

 2009年の世界社会フォーラムの目標条件構築に関する討議以上に、この会合でも2008年1月の動員と行動のグローバル・デーのアマゾン地区での組織プロセスをどう考えるかについて議論されることになります。
 
 2009年の準備に関する更なる情報は世界社会フォーラムのサイトとニューズレターで報告されます。


3. アメリカ合衆国社会フォーラムの評価報告
 世界社会フォーラムのサイト上で、アメリカ合衆国社会フォーラムの評価が宣言文やその他の合衆国社会フォーラムでの討議の結果として提示されている文書などと一緒に閲覧することができます。

・「アメリカ合衆国市民は社会フォーラムを抱きしめた」カンディード・グリジボウスキー (ポルトガル語)
  http://www.forumsocialmundial.org.br/noticias_textos.php?cd_news=402

・「もうひとつの世界は可能だ! もうひとつのアメリカ合衆国が必要だ! PPEHRC(貧しい人々の経済的人権キャンペーン)宣言」 (英語)
  http://www.forumsocialmundial.org.br/noticias_textos.php?cd_news=403

・「アメリカ合衆国社会フォーラムへの貢献: ウィタケルとベローの『オープン・スペース』についての議論
への応答」トマス・ポニア(英語)
  http://www.forumsocialmundial.org.br/noticias_textos.php?cd_news=405

・「アメリカ合衆国社会フォーラム」マーク・ベッカー(英語)
 http://www.forumsocialmundial.org.br/noticias_textos.php?cd_news=404

 そのほかの文章も追って追加されます。
 http://www.forumsocialmundial.org.br/dinamic.php?pagina=balanco_fseua_en

 アメリカ合衆国社会フォーラムは6月27日から7月1日まで、ジョージア州アトランタにて、合衆国全土から1万人の参加者と、68の国々から400人の代表団を集めて行われました。

 アメリカ合衆国社会フォーラムのサイト(https://www.ussf2007.org/)にて、参加者が彼らの経験について書いたブログやその他の文書、記事などへのリンクを見ることが出来ます。


4. 各地の社会フォーラム

・第二回北西社会フォーラム 8月2日から5日 サルバドール(ブラジル バイーア州)

・第一回ケベック社会フォーラム 8月23日から26日 モントリオール(カナダ ケベック州)

・世界教育フォーラム 9月12日から16日 モジ・ダス・クルーゼス(ブラジル サン・パウロ州)

・第二回祖先の知恵についての世界社会フォーラム 10月12日から15日 コチャバンバ(ボリビア)

・ドイツ社会フォーラム 10月18日から21日 コットブス(ドイツ ブランデンブルク州)

・メルコスル・ユース社会フォーラム 11月1日から4日 フロリアノポリス(ブラジル サンタ・カタリーナ州)

・ロサンゼルス社会フォーラム 2008年1月25日から27日 ロサンゼルス(アメリカ合衆国)

・メルコスル社会フォーラム 2008年1月26日から29日 クリチバ(ブラジル パラナ州)

・第三回トリプル・ボーダー社会フォーラム 2008年6月5日から7日 フォス・ド・イグアス(ブラジル パラナ州)

 その他の社会フォーラム関連日程については以下のURLを参照してください
 http://www.forumsocialmundial.org.br/dinamic.php?pagina=foruns_nacionais_eng


 最近、Flickrにアップしてある写真を使わせてくれと言う要請が多いです(主に海外から)。
 まぁ、大体は断りがないのですが(ライセンス形式を考えれば勿論、それは正しい)、一部に使っていいか判断がつかないので決めて欲しい、というメールもいただくようになりました。

 そこで、一応、利用ポリシーについてご説明したいと思います。
 まず、ほとんどの写真のライセンスとして、クリエイティヴ・コモンズの表示 - 非営利 - 継承が採用されています。
 そうでないものは肖像権など、そのほかの権利問題をクリアできない可能性が高いものですので、原則として流用は許可できないと思ってください(ほとんどないはずですが)。

 基本ルールは明確だと思うのですが、


あなたは以下の条件に従う場合に限り、自由に
 本作品を複製、頒布、展示、実演することができます。
 二次的著作物を作成することができます。

あなたの従うべき条件は以下の通りです。
 表示. あなたは原著作者のクレジットを表示しなければなりません。
 非営利. あなたはこの作品を営利目的で利用してはなりません。
 継承. もしあなたがこの作品を改変、変形または加工した場合、あなたはその結果生じた作品をこの作品と同一の許諾条件の下でのみ頒布することができます。

 再利用や頒布にあたっては、この作品の使用許諾条件を他の人々に明らかにしなければなりません。
 著作[権]者から許可を得ると、これらの条件は適用されません。
 Nothing in this license impairs or restricts the author's moral rights.


 …ということであります。

 これは、研究目的と言うことで出かけており、現地の団体などにもお世話になって撮れている写真(例えばプラチマダのコカコーラ工場に対する抗議活動の写真などは現地の住民の方やケララ州で新聞を発行しているMathrubhumi(マトルブーミ)社の無償のご助力が合ってのものである)であるという事情から、なるべく皆さんに利用してもらった方が、そういった人々の利益にもかなうのではないかと思っているからです。

 ただ、写真家やフォトジャーナリストなど、こういう写真を撮影することで生活している方も当然いるわけで(友人にもいるわけですし)、そのあたりにも配慮したい。
 そのへんのバランスを考えて、非営利活動にはご自由にお使いください、営利活動に関しては、コンテンツの生産にかかる費用の幾ばくかを負担して頂きたいと思います、ということにさせていただきます。
 ただ、そういう事情なんで、ライセンスの適応条件はそれなりに緩く考えて頂いていいと思います。
 また、ライセンス料をいただいた場合でも、研究や社会運動など、公的な利益にかなう方向での使わせて頂きます(もし、私に払うのが信用ならないと言うことであれば赤十字やオックスファムなどのよく知られた公益団体を指定させて頂きますので、そこに寄付の上、そのレシートをライセンス料代わりに送って頂くという方法も考えられるかも知れません)。

 まず、なにを持って非営利と判断するかという問題がありますが、日本国内の場合、NPO法人(特定非営利活動法人)の活動がモデルになるかと思います。
 つまり、団体の規約などで公益性のための活動を主として行うと明示されており、会計がある程度公開されていて、出資者への配当が行われていないことが(少なくとも日本における)NPOの基本コンセプトなので、それに該当する団体には自由に使って頂いて構わないと言うことになります。
 法人格を取得していない場合でも、上記に類する活動を行っている任意団体や個人も、その配布物やウェブサイトで自由に写真をお使いください。
 財団法人や政党など、いちおう非営利で公益性の高い団体に関しては、お金を持っているようなところはタダにしたくないというホンネはあるのですが、まぁ、そこは論理的に区別が出来るところではないので、原則としてどうぞ、ということにしたいと思います。

 また(主として海外から)「コンテンツを載せるのは企業が経営しているサイトだけど、自分はお金をもらっていないヴォランティアなのでどうか?」という問い合わせを受けることがあります。
 これに関しては、コンテンツの作成目的がポイントかと思っています。
 つまり、コンテンツが公共的にシェアされるものであるか、その所有者(企業ないしコンテンツの作成者)に帰属するものか、というところで営利非営利を判断します。

 クリエイティヴ・コモンズのが要求していることは「表示 - 非営利 - 継承」ライセンスから派生したコンテンツは「表示 - 非営利 - 継承」を「継承」しなければいけないということですが、ここではそのほかのコピーレフト・ライセンスを利用することも認めたいと思っています。
 例えば、Wikipediaへの投稿に使われた場合、GFDL (GNU Free Documentation License)が適応されるかと思いますが、これも上記要求を満たしていると考えて差し支えないと思います。

the Licencing Flow Chart for My Photos on Flickr (In Japanese)

 したがって、第3項「この作品と同一の許諾条件の下でのみ頒布することができます」が満たされていれば第2項「営利目的で利用してはなりません」も満たしていると判断し、第3項を満たしていない場合でも、コンテンツを所有する団体の活動綱領しだいでは非営利だと判断される、と考えます(右図を参照してください)。

 なお、「原著作者のクレジットを表示」という条件に関しては努力目標で構いません。
 基本的には取得源のURLを明示して頂きたいですが、ポスター等に利用する場合で、デザインに制約がある場合は表示がなくても構いません。

 ちなみに、これはもちろんクリエイティヴ・コモンズの非営利 - 継承ライセンスすべてに当てはまる考え方ではなく、私が自分のコンテンツに関してこういった枠組みで考える、ということであることにご注意ください。
 あと、Flickrの標準機能である"Blog"ボタンからブログを書いて、そのさいに生成されるHTMLファイルを後で改変しないという使い方はFlickrとして「引用の範疇」と判断しているのだと思いますので、それを尊重したいと思います。


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 辯天宗夏祭奉納花火大会

 写真は帰宅途中の南茨木駅から…

 ナイロビの世界社会フォーラムで反G8ソングを歌っていたコロゴショ・スラム出身のミュージシャン、Hoperaisersのサイトを発見。
 コロゴショ・スラム内でも歌われているらしく、「コロゴショの仲間は手を挙げてくれぇ」みたいに彼らが声をかけると、私の後方で歌っていた少女たちが元気よく手を挙げていた。
 彼らをハイリンゲンダム・サミットに招致するという話はドイツのほうでは進んでいたみたいだから、できれば来年の洞爺湖サミットにも呼びたいところだが…ムリだろうなぁ。

hoperaisers - music for a social change




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 STS Network Japan夏の学校から戻りました。
 最終日(日曜日)は琵琶湖に浮かぶ沖島ツアー。
 「淡水湖の島に村があるというのは世界的にも珍しい事例」とのこと(そうなんかな? 例えばチチカカ湖とかあるな…)。

 その後、近江八幡駅前のカネ吉で近江牛など賞味して帰宅。

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