December 2008アーカイブ

Kazenone (Demachiyanagi, Kyoto)

 京都・出町柳駅前にオープン予定(オープン途中?)の 「かぜのね」。
一階がカフェと多目的スペース 、二階が事務所スペースになるらしい(市民運動の利用を想定していると言うことで、格安だと思う)。
 内装は現在工事中ですが、手作りでゆるゆる進んでいるという感じ(せっかくだから、進行状況をブログにでもすれば面白いのに…)。



Kazenone (Demachiyanagi, Kyoto)
 ささやかながら支援と言うことで、一応利用可能な多目的スペース(畳敷きの部屋)をお借りして、ATTAC京都の例会をこちらでやってみました。

 ※しかし、「大学は社会的な役割を担っている」と「キャリアパスの多様性が好ましい」という二つのクリシェを総合すると、こういう試みがもっと増えてもいいはずなわけですが、なかなかテニュア・ポストをやめてソーシャル・ベンチャーという話は聞きませんね。何故だろう(←まぁ、自明ですが…)



Kazenone (Demachiyanagi, Kyoto)

 週末は博多に行きます。

エクアドル・キト債務戦略会議報告 「援助で生まれた借金を帳消しにする理由(わけ)」

日 時:12月7日(日)15:00〜17:00
講 師:春日 匠さん(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任助教、 ATTAC京都)
場 所:福岡市NPO・ボランティア交流センター
     福岡市中央区大名2-6-46福岡市立青年センター5F
     地下鉄天神駅徒歩約4分、西鉄グランドホテルそば
資料代:800円(一般)/500円(ジュビQ会員)
主 催:債務と貧困を考えるジュビリー九州

〒812-0041 福岡市博多区吉塚 6-14-3-601 藤井方
TEL&FAX 092-623-8444

mail: jubilee.kyushu@gmail.com
URL: http://jubileekyushu.org/

 毎年、かなり大きな額のODA(政府開発援助)が先進国から途上国に出されていますが、貧困や飢餓の問題はほとんど改善の様子を見せていません。それどころか、援助の多くは借り入れであるため、その返済は多くの貧しい国々の財政を圧迫しています。債務の返済のために、教育や医療などへの支出が削られ、貧困を悪化させているケースすら珍しくありません。
 こうした構造的な問題を断ち切るために、援助国と被援助国の双方からいくつかの試みが提示されています。
 その中心となるのが「不正な債務」(illegitimate debts)という概念です。独裁者へのポケットにはいった援助、人びとに利益をもたらさなかった失敗プロジェクトなどへの援助、借り手側の利益を優先させた援助などは、そもそも違法や不正・不公正なものであり、返済をせまることはできない、という考え方です。この「不正な債務」について先進国ではノルウェー政府が、また途上国ではエクアドル政府が積極的な提言と調査を進めています。
 市民側でも、ジュビリーサウス(債務問題に取り組む南の国ぐにのNGO・市民組織の連合体)やCADTM(第三世界債務廃絶委員会)など世界各国のNGO・市民団体が集まり、エクアドルの首都キトにおいて債務帳消しをどう求めていくかの戦略会議が開催されました。
 今年9月、キトで開催された債務戦略会議に参加した春日さんから、そこでの議論を簡単に報告してもらうととも、なぜ今改めて債務帳消しが求められているのか、そして今後日本からなにができるかについて考えます。

オルタ 2008年11・12月号

 PARC NPO法人アジア太平洋資料センターの機関誌『オルタ』2008年11・12月号にエクアドル・レポートを載せていただきました。


 春日匠 2008 「第三世界債務をめぐる国際状況と課題」 『オルタ』2008年11・12月号 NPO法人アジア太平洋資料センター p.59

 RISTEXプロジェクトの一環としてご協力している西成高校で農場を活用したサイエンスカフェの試みを行います。

第3回 西成ジュニア・サイエンス・カフェ『なにわの野菜が地球を救う』

 西成ジュニア・サイエンス・カフェは理科や科学に関心のある中学生や高校生が一緒実験や作業をいっしょにしながら、交流する試みです。
 今回は大阪大学と連携した取組みを行います。テーマは『なにわの野菜が地球を救う』!
 ゲストに松平尚也さん(プロフィールは裏面)を迎えて、私たちの身近にある「なにわの野菜たち」が世界的な社会問題である「地球温暖化」と、どんな関係があるのか?を考えてみます。


▼松平さんからのメッセージです。
 「フードマイレージ」っていう言葉聞いたことあります? 「食べモンの(=food) 輸送距離(=mileage) 」という意味。食べ物の生産地と消費地が近ければ、フードマイレージは小さくなって、遠くから食料を運んでくると大きくなる。遠くから運んでくるとエネルギーを使ったり、二酸化炭素(CO2)を排出するので温暖化が進む中で近くで作られた食べモンを食べましょうという意味やねん。
 大阪の食料自給率はなんと2%。食べモンの多くは他府県か海外から来てる。
 でも実は大阪にもジモトの野菜があって、これがおいしくて体にいいだけでなく、温暖化も止める役割がある。その野菜は「なにわの伝統野菜」。天王寺蕪、田辺大根、河内一寸そら豆といろいろある野菜から世界の食料の話まで一緒に考えまひょ。

日 時: 08年12月13日(土)10時〜12時 ※雨天でも実施します。
場 所: 大阪府立西成高等学校農場及び化学実験室
内 容: 【交流】 テーマ 『なにわの野菜が地球を救う』
        1 ゲストと参加者がテーマについて話しあう
        2 西成高校農場で「なにわの野菜」の種をまく (予定)

持参物:筆記用具

申 込: 梅南中学の生徒は龍神先生まで申し込んでください。
      西成高校の生徒は坪庭先生まで申し込んでください。
      地域の方は西成高校の教頭(三上)まで申し込んでください。

連絡先:大阪府立西成高等学校 西成ジュニア・サイエンス・カフェ事務局
 電話(06)6562−5751    FAX(06)6561−3028
      メールアドレス k−mikami[at]nishinari.osaka−c.ed.jp (※[at]を@に変えてください)
 *メールで申し込まれる場合は、お名前・連絡先をお知らせください。

※(独立行政法人)科学技術振興機構サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト事業
※(国立大学法人)大阪大学コミュニケーションデザイン・センター 共催事業


松平尚也(まつだいらなおや)さん
 AMネット代表理事。アジア農民交流センター世話人。
 京都自由学校で縁農講座を企画。京都京北で農業に携わりながら現場の視点を生かして食や農そして水の循環について考え、調査し発信している。1998年から4年間は京都市中央卸売市場鮮魚で働く。グローバル化と水産・漁業の現場を実践的に調査。 2003年世界水フォーラムが京都で開催された折には市民ネットワークに関わり、桂川上下流交流事業に携わった。その時に出会いがきっかけになり桂川の袂に移住。現在六反の田畑を伝統野菜を作付し未来の食や農業について考える毎日を過ごす


※(独立行政法人)科学技術振興機構
サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト事業
※(国立大学法人)大阪大学コミュニケーションデザイン・センター 共催事業


▼これまでの西成ジュニア・サイエンス・カフェ
【第1回】10月11日(土)
 《実験》 西成高校農場と梅南中学農場の土を比較してみよう
1 土のなかの微生物を観察する
2 土のなかの養分を測定する
3 みんなで「焼きイモ」を食べる

【第2回】11月22日(土)
《実験》 土の持っている力を実感してみよう
1 西成高校農場の土壌を比較実験が可能なように改良し、それぞれに作物を植
え付ける。
2 西成高校農場の土のなかの微生物を観察する
3 みんなで「焼きイモ」を食べる

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