Anthropologyの最近のブログ記事
京都大学 人間・環境学研究科文化人類学分野のウェブサイトには院生や修了者のコラム 『今月の写真』 が掲載されています。
http://www.anth.jinkan.kyoto-u.ac.jp/photo_menu.htm
なにをやっているのか、特にわかりにくいと言われがちな「文化人類学」の大学院生が日常、どんなことをしているのか、いろいろな人に知ってもらうのは重要なことなので、いい試みだと思います。
(地球のあちこちに散っている院生に連絡を取らなければ行けない担当者は大変だけど…)
ってことで、順番が回ってきたので、「有機農法は未来のバイオテクノロジー? マルチチュード運動の奔流の中で…」と題して書いてみました。
http://www.anth.jinkan.kyoto-u.ac.jp/Photo6.htm
国立民族学博物館での国際開発援助ワークショップ 「カナダ国際開発庁と世界銀行における人類学者・社会学者の役割: 社会評価と参加型開発、社会の安全配慮」に参加。
コメントすると先日の記事から個々の単語だけ変えたものになっちゃいそうなので省略しますが…ステークホルダーを一通り集めるって、そんなに難しいかな?
ただ、世界銀行スタッフ中にNESS(Non-Economic / Soft Social Science)の専門家が占める割合の増加、という話が象徴的だったので、一応メモ(左が西暦、右はスタッフ1,000人あたりのNESS専門家の数)。
1974年 2人
1982年 6人
1992年 22人
1995年 120人
2002年 175人
メーリングリストで案内を見つけたので、インドの社会学者アシス・ナンディ(デリー発展社会研究センター元所長)の講演を聴きに、ひさびさに京都大学に出かける。
メールにはタイトル「『聖なるもの』の復活:宗教、暴力、民主主義のゆくえ」と、申し込みはいらないという趣旨のことだけが書いてあったので、わりと小さな集まりかと思わせるが、一方で「京都大学百周年時計塔記念館 1階 ホール」という、たぶん非常に大きな会場が押さえられていておかしいなぁ、と思いながら出かける。
案の定というか、実はこの講演、京都文化会議という稲森和夫氏が会長、尾池和夫氏(京大総長)が副会長を務める巨大イベントのオープニング記念講演の一部であった。
確かにナンディ氏はインドではガンジー主義系の学者グループの重鎮で、国際的にも著名な人物であるが、さすがに単体イベントとしてはこの巨大ホール(会場も予想よりでかかった)を埋めるのは不可能だろう。
そういう意味では予想してしかるべきだったのだが、物々しい受付が設置してあったので、日を間違えたかと悩んでしまって、講演の最初を聞きそびれた。