Internetの最近のブログ記事
アメリカの企業ではもはや珍しくもなくなっていますが、東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)がYouYube上にチャンネルをオープン。
すでにBlog TVなど、一部の番組はネットで見られていたようであるから、既定路線なのかも知れないが、ニュースなどもYouTubeで見られるのはなかなか画期的なことであろう(Blog TVといえば、先のエントリーで今回の参院選に出馬することに触れた某神田さんも出演者だ)。
ブロゴスフィアにマスメディアの情報が引用できるということは、選挙を巡る議論にも資するだろうということで、非常にタイムリーではある。
…と思ったら、YouTubeの他の映像と違って、ブログには貼り付けられない仕様のようである。
例えば川田龍平にかんするこのニュースを貼り付けようとすると、以下の画像をクリックして頂ければ分かるとおり、
The owner of this video does not allow video embedding
please watch this video on YouTube.com
(このビデオの所有者は埋め込みを許可していません
このビデオは YouTube.com で見てね)
とか出てしまう。
まぁ、もう一回クリックすれば当該ページに飛ぶようになっているので支障はないんですが、それくらい許可してくれてもいいのに、という気がしなくもない。
GoogleとSkypeの支援を受けたスペイン発のヴェンチャー、FONが日本上陸と言うことで、専用無線ルーターであるLa Foneraの無料キャンペーンをやっていた(送料+代引き手数料950円(税込)が別途かかる)。
http://jp.fon.com/
http://blog.fon.com/jp/
さっそく申し込んでみたところ、昨日、到着。
FONは、自分の家のネットワークに専用無線ルーターであるLa Foneraをつないで、FONメンバー用のアクセス・ポイントとして解放するというネットワーク・サービスである。
このメンバー(フォネロと呼ばれるらしい)はLinus(ライナス)とBill(ビル)の二つのステータスを選ぶことができる。
ライナスであれば、メンバーは世界中(といっても今のところ欧州と東アジアだけであるが)に広がっている同様のFONメンバーによるアクセスポイントに無料で接続できる(Open = Linuxというイメージの名称なんでしょうね)。
ビルであれば、この権利を持たない代わりに、自分のところのアクセスポイントからの収益の50パーセントを受け取ることができる(じゃ、こっちはビル・ゲイツか…。「請求書」ともかけているのかもしれない)。
ちなみに、メンバー以外(エイリアンと呼ばれる)がFONのネットワークにアクセスする料金は一日3ドル(基本的にはこれがFON社の収益になるんでしょう)。
日本では今のところビルにはなれないが、よほどアクセスのいいところに住んでいないと、当面ビルになるメリットはなさそうな感じ。
La Foneraはごらんの通り、iPodサイズで、じゃまにはならないので、みなさまもお一ついかがでしょう?
特に、まだ無線ルーターを持っていない人は、送料等込みで3000円(ツクモで買うとカードで払えるので、公式サイトから買うより代引き分お得)で手に入れられると思えば、かなりお買い得なのではないか(とりあえずばらまいておいて、アクセス料で収益を、ということなのでしょう)。
ちなみに、設定自体は非常に簡単で、15分もあればできてしまう感じ。
対応OSなどの情報が明記されていませんが、基本的な設定はブラウザから済ませられるので、Macユーザーでも問題なし。
LaFoneraの設定はごく簡単ですが、ドキュメントがあまりよろしくないので、こういうのが苦手な人はネット上の勝手連によるサポートサイトが充実するまで待った方がいいかも。
(すでにWikiはあるけど、情報が十分とは言えない。今のところ、ツクモの解説が一番詳しいかも)
無線の回線は自分専用の不可視のものと、公開用と二つ用意され、公開用の帯域は自分の作業のじゃまにならない程度の速度に制限できるので、安心感は高い。
ただ、逆に言えば外でFONのアクセスポイントがあったとしても、あまり早くない可能性が高いと言うことである。
ちなみに初期設定は512kb。
ヨーロッパにおいて「ブロードバンド」と称されているものの速度を考えると致し方ないのかもしれないが、日本的にはかなりストレスを感じる速度だと思う(FlickrへのアップロードやYouTubeなんかを考えるとけっこう厳しいかも。っていうかSkype的にはFONの利用を推奨したいようであるが、512は十分という判断なのか?)。
あと、他のユーザーが自分のルータに最初にアクセスしたときの(料金を払ったりパスワードを入れたりする)画面もカスタマイズできて、自分のブログやFlickr、Google Videoを指定できるらしい。
しかし、これはともすると個人情報と位置情報を結びつける(あるいは逆に位置情報からネット上の個人を特定する)可能性が出てくるわけで、Flickrあたりに子どもの写真をガンガンのっける台湾あたりでは兎も角、日本ではけっこう厳しそうな機能である。
やや怪しいウェブのインターフェイスや、いい加減そうな情報管理(たとえば本当に地図に表示されたところにルーターが設置されているのかは、今のところ確認のすべがなく、基本的にいろいろなことがユーザーの善意に基づいている)など、問題はいろいろ出てきそうですが、面白い試みなのは間違いがない。
「ラスト1マイル」はオープンソースで、というのは誰でも考えそうであるが、これをグローバルにやっちゃうというのはすごい…っていうか、こういう事業にちゃんと出資者がいるのがすごいと思う(日本でも公衆無線LAN用のルータを提供するサービスはあるけど、オーナーは基本的には事業者のみだし、ルータの値段も10倍以上である)。
がんばって欲しいところです。
あとはこれを禁止するプロバイダーが出てこないといいな、と(規約上難しいところもあるようですが、そのへんはどうなっていくのか? 多くのプロバイダーは「黙認」という形になりそうですが、Exciteなどは積極的に推奨している模様。そういう情報の共有も必要ですね)。
P.S.
Mixiでの情報ではすでに某So-netのサポートはユーザーからの電話に否定的な回答を返しているらしい。PSPとかMyloとかを出している企業グループの一員としてその認識はちょと間違いなんじゃないだろうか…。
その1
GMail のインビテーション、いただきました。
さっそくちょっと使ってみたけど、非常にレスポンスが早くて快適。あと、さすがGoogle!、と思わせる非常にこなれたインターフェイスはさすが。こういう検索キーによるソートで目的のものを探していく、というのはMac、Windowsともに次期OSでの実装を予告しているし、まぁ、ドナルド・ノーマンもご推薦のスタイルであるんでしょう。
ただ、いつでもネットに接続できる環境にあるわけではないので、POP機能(ようするに普通のメールソフトでメールを受信する機能)がつかないと、これをメインに、というのは難しいかもしれません。2ちゃんねるブラウザみたいに、ローカルにもメールのコピーを残せるGMail専用ブラウザなんてそのうち出てくるかもしれませんが…。
その意味で、POPも使えるSpyMacのほうにまだ軍配があがるかな(目指すところが違うんでしょうけど)。私は最近、メールマガジンのたぐいは全部SpyMacのメールで受けています。ただ、SpyMacはSpyMacですぐログインできなくなるので、これもメインとしては今一つ。
その2
Google ニュース 日本版もスタートしたみたい。神田さんなんかが評価する ように、(特に知的所有権を巡る日本の厳しい状況を考えれば)革新的なのかもしれません。ただ、日本のメディアは、欧米と違って各紙あまり違いがないので、各紙の論調の違いをチェックするという楽しみには欠ける感じ。
あと、私自身は最近は本家もあまり使わなくなって、もっぱらTopix.net。Googleとの最大の違いは、RSSフィードを吐いてくれるので、RSSブラウザと併用できるというのが大きい。
ちなみにマック用のRSSブラウザとしては今のところどれも一長一短ですが、NewsMacがオススメ。
余談ついでに
インターネット電話スカイプのMac OSX版ベータがリリースされたよう。これは、スカイプ同士ではiChatのようなヴォイス・チャットとしてつかえ、またあらかじめお金を払い込むと世界各地の固定電話にも格安でかけられるというもの。特にヨーロッパ内の固定電話あてだとタダ同然(発信源がどの国かは、もちろん値段に関係がない)。でも、実験してみた結果、音質はiChatに遥かに劣り、ちょっと普通に通話できるレベルではない。Windows版だとかなりクリアな音質を実現しているらしいので、正式版には強く期待。
Mixiにも紹介したらちょっと流行った「行ったことのある国マップをつくろう」。
私の場合はこんな感じ↓。
昨日も触れたアフリカが懐かしいですね。
あと、一度も新大陸に足を踏み入れていないことを認識。
一年以内に行くチャンスをつくれるといいのだが…。
こちら↓でつくれるのでおためしあれ。
http://www.world66.com/myworld66/visitedCountries
Mixiに紹介したらうけたけど、これ、SNSにぴったりのツールですね。
個々人の地図の相関を出せるともっといいのだけど。
あと、大国(米中露など)はもうちょっと細かく分割してくれないと、ややリアリティがない。
日本のインディメディアというべきJanJanが始めたJanフォトは面白い…かもしれない。
とりあえず自分の写真を登録しておいて、商用に使いたいという人がいたら自分の決めた金額で売れるというもの。半額がJanフォトに入る仕組みになっている。一応、1000ピクセル四方ぐらいの写真であれば利用可能らしい(使いたいと思う人がいるかはまた別だが)。最近はデジカメもかなり高性能なので、私もここ2年ぐらいのうちにとったやつはそれなりに使えそうだ。
文化人類学の学生なんか、普通はあり得ないようなところに出かけて写真を撮るわけだから、その一部をこういうところに出して、渡航費の一部でも回収できれば研究もずいぶんとやりやすくなるだろう。ってことで、ビジネスとして軌道に乗って欲しいヴェンチャーではある。
と、思って自分も数枚出品。しかし、見返してみると黒い被写体の後ろが黒い背景になっていたり、一番きれいな部分によけいな人が写り込んでいたり、なかなかプロの写真家のような写真は撮れていない(まぁ、当たり前ではあるが)。
今度出かけるときは、そういうことにも注意して写真を撮ってこようと思う。
…しかし、最近は一人でICレコーダーとデジタル・ヴィデオとデジカメを操り、話も聞いて、それをPowerPointや iMovieを駆使してマルチメディアなプレゼンに仕立て上げないとそういうものに慣れ切った聴衆に飽きられてしまうわけで、ある意味ほとほと大変な時代だ…。