2008年10月18日

オバマとマケインの討論

 ちょっと見ていたわけですが、内容よりも気になったのはディスカッションのスタイル。
 司会が「マケイン上院議員、あなたの政策はこれこれです。オバマ上院議員、あなたの政策はこれこれです。お互いの主張が相手より優れている点をお聞かせください。まずマケイン上院議員」というように始めていたこと。
 これ、視聴者は争点を理解しやすいし、候補者も話をブレさせにくいし、非常に合理的だ、と思います。

 なぜ日本の政治討論では「XXについての貴方の意見を聞かせてください」型の質問しかないんだろう?
 その次の質問が重要なのに、例えば「XXについて、どうされますか?」「適切に判断します」「全力で取り組みます」みたいな議論で終わってしまっていることがしばしばある(小泉時代が一番酷かったと思うけど、今もたいして変わっていない)。
 個々の政治家が何を「適切だ」と考えるかの、判断基準が一番重要なのに…。

 これは

あ)政治家が自分の思想や基本方針をちゃんと説明できていない。
い)日本のメディアが政治家の主張を理解する能力がない、あるいは怠っている。
う)あまりややこしいことを言うと視聴者がテレビを切ってしまうと思われている。あるいは実際、切る。

 原因は、どれだろう?

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