December 2004アーカイブ
年末も押し迫ってきましたが、しばらく忙しさにかまけてブログがおろそかになっていたので、来年の予定についてなどお知らせの意味も含めて書いてみます。
来年早々、調査で海外に出かける予定です。
詳細は追ってお知らせしますが、まず1月24日からブラジルに向かいます。
その後ヨーロッパを回って帰ってくるのですが、後半については明日以降に…。
ブラジルでは1月26日から31日までの、第五回の世界社会フォーラムに参加してきます。
世界社会フォーラムは、毎年ブラジルのポルト・アレグレ市で開かれている、世界中のNGOや労働組合といった人々の大会で、その場ではありとあらゆる社会問題について議論が交わされます。
昨年の第四回はたまたまインドで開かれたので参加できましたが、これまでポルト・アレグレで開かれた三回には参加したことがありませんでした。
しかし、ポルト・アレグレは、「参加型予算決定」という、現在ヨーロッパでも広がりつつある手法の発祥の地であるなど、一度見ておきたい場所でもありました。
また、参加者たちから、ブラジルでの開催の時の方が、ユースキャンプが活発であったり、つっこんだ議論も行われたりするらしいという噂を聞いて、一度行ってみたいという気になってきたというのもあります。
ヴァンダナ・シヴァなど、大物の講演が集中して聞けることも社会フォーラムのいいところですが、より重要なのは、同世代(私は30代)から20代の若い参加者の議論が聞けることです。
もちろんこういった層は論文があればいいほうで、著作などありませんから、実地に会うことが一番の情報交換なわけです。
去年はピースボートに乗せていただいて、日本のさまざまなグループのメンバーと議論を重ねながら会場を目指し、また会場でもいろいろと準備する必要があったので、かってしったるインドでもずいぶんと忙しない参加になってしまいました。
今年はあまり義務のない一般参加者ですので、いろいろな議論に参加してきて、むしろ帰国後にそれらを発表する方向に努力したいと思っています。
もちろん将来的には日本からも積極的に情報発信できるようにしていかなければいけないわけですが、そのために何が出来るか、今何を社会フォーラムに求めているかなど、みなさんのご意見も伺えれば幸いです。

産経新聞(地方欄かな?)に記事にしていただきました(著作権に配慮して、読めない程度に縮小。関心のある方は図書館などでご確認ください)。
昨年のエヴィアンでのG8抗議活動の時とかもそうだったんですが、産経新聞は反戦運動には敵対的ですが、「経済のグローバリゼーション」批判はちゃんと記事にしてくれるし、朝日なんかよりちゃんと主張を読者に理解できるように書いてくれますね。
ちょうどそのなかにあるディスカウント・スーパーでコーヒー豆を買ったのだが、ふと周りを見ると、いつの間にかコリア・テーマパークみたいなことになっている。
凝った造りのレストランや、ヨン様はじめ韓国アイドルのグッズを売る店に、チマチョゴリがディスプレイされたお土産屋まである。
これはもう、一種の観光資産であろう。
でも、昔は3,000円でサムゲタンまで含めて腹いっぱい喰って飲めた韓国料理屋も、有名になるにつれて物価も上昇気味で、ちょっと残念でもある。