「声なき声のコンセンサス: 転機を迎えた世界社会フォーラムと合意形成の政治学」
『アソシエ』 (第15号)に、今年一月末にブラジルで開かれた世界社会フォーラムのレポート「声なき声のコンセンサス: 転機を迎えた世界社会フォーラムと合意形成の政治学」を書きました。
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前回の「多色の大河: 世界社会フォーラムに関する同時代史的考察」『アソシエ』 (第13号)の続編として読んで頂くと理解しやすいと思いますが、単独でもお楽しみいただけると思います。
「運動か空間か」(つまり社会フォーラムがそれ自体は政治的な方向性を打ち出すべきではないのか、それともより積極的な代案提示を行うべきなのか)という議論や、共産主義とケインズ派の方向性の違いの問題などについて議論した上で、今回論争を呼んだ「ポルト・アレグレ宣言」の意義についての評価を試みました。
「ポルト・アレグレ宣言」が、新自由主義に変わるもう一つの価値観を打ち出すことに成功するかは予測しづらいものがありますが、そこで打ち出されている価値観は重要なものなので、日本から「宣言」をうまく活用していくすべを考える助けになればと思っています。
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