エリック・トゥーサン来日講演会お知らせ
第三世界債務の問題に取り組むNGOであるCADTMベルギーの代表エリック・トゥーサンが来日します。トゥーサンは昨年誕生したエクアドル大統領ラファエル・コレアの顧問にも就任、コレアがベネズエラ大統領ウゴ・チャベスらと、世界銀行の代替案として推進している「南の銀行」の実現にも力を尽くしています。
今回、ATTACなどの社会運動団体が中心となってトゥーサンの講演会を企画しています。分散型ネットワークなので、特に共通の「公式サイト」的なものがないのですが、それでは不便だということもあって、ATTACのドメイン内にそれっぽいものをつくっておきました。告知などのさいにはご利用ください。
◎小さな国 エクアドルの大きな挑戦
小さな国 エクアドルの大きな挑戦 債務と貧困からの脱出のために 〜エリック・トゥーサンさんとセサル・サコットさんを迎えて〜日時: 2007年12月17日(月) 18:00
場所: 大阪市立大学文化交流センター
(大阪市立大学梅田サテライト 大阪駅前第二ビル6階)
主催 「小さな国 エクアドルの大きな挑戦」実行委員会
協賛 大阪市立大学大学院創造都市研究科問い合わせ:
ATTAC関西グループ tel 06-6474-1167(喜多幡)
kitahata@ss.iij4u.or.jp
(特活)関西NGO協議会 tel 06-6377-5144
knc@ak.wakwak.com
●なぜエクアドルなの? どういう話しが聞けるの?
エクアドルは南米大陸の左肩にちょこんと乗った小さな国。
「エクアドル」とはスペイン語で「赤道」の意味です。
大変多織で豊かな自然に恵まれたながらも、国民の4人に1人が極貧状況、不完全失業率は40%に及び、何十万人もの人々が国を離れ、遠く米国やヨーロッパに出稼ぎに行く状況です。
その中で昨年11月、弱冠43歳で大統領に選出されたラファエル・コレア氏が今、新風を巻き起こしています。その極貧状況を生み出しているのが債務問題、つまり借金です。
多くの発展途上国は依然として豊かな国や国際機関等から多くの借金をしており、そのお金は民衆の為ではなく環境破壊に繋がるプロジェヲ卜や独裁的な政治家もしくは企業の儲けになってる事が多く、毎年国家予算のなんと30〜50%にも及ぶ債務支払いに苦しんでいます、その為に削られる予算はまず国民の医療、教育、環境保全といったものです。エクアドルではこの新しい大統領の政府が自ら民衆の側に立って「不当な債務の支払い拒否』を打ち出しました、これは非常に画期的です。
そして日本はこのエクアドルの債務の相手国、第3位の国なのです。
彼等の貧困の上に私達の生活が成り立っていると言っても過言ではありません。そこで今回は債務問題にお詳しく日本でも著書が好評のエリック・トゥーサンさんと
エクアドルの活動家、セサル・サコットさん、エリックさんの著書を翻訳されたジュビリ一九州の大倉純子さんをお招きし、現地の生の声をお伺いします。債務問題等にお詳しい方は勿論、お金の問題になると難しそうと、これまでちゃんと知る機会のなかった方にも非常に貴重な機会と思われます。
なぜ途上国が債務漬けになったのか?
なぜ返す事が出来ないのか?
はじめに債務問題についての初歩的なレクチャーを行います、
どなたも安心してご参加ください!
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それと、世界社会フォーラム2008(1月26日世界同時行動)の日本語ウェブサイトも出来てますね。
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