木村カエラの新作アルバム"+1" (の「木村カエラの映像実験室」についてなど)
木村カエラの新作アルバム"+1"の初回特典DVDはアルバム収録曲のクリップ3曲分やライブ映像などが収められています。
これに限らず、iTunes Store 対抗ということでしょうが、最近のアルバムはどれもやたらとオマケが豪華になっていいですね。
ちなみに、特にプロテクトはかかっていないものも多いので、HandBrekeとかで切り出せば、ビデオも iPod に入れられます(プロテクトのかかっていないDVDをリッピングして自分で視聴する分には違法ではないはず)。
アメリカではCDアルバムが10ドルかそこらで買える時代に、たかだか2〜3曲のビデオクリップを付けただけで3500円の価格を維持しようとするな、という批判もあるだろうけど、法規制でどうこうするよりマシな方向性であるのは違いない。
で、特典DVDにはライブ映像の他に、「木村カエラの映像実験室」というのが入っている。
以下、本人の説明。
─ 初回限定盤はDVDがついてますが、どんな内容なのか教えてください。
木村:「Samantha」「Yellow」「Jasper」のミュージックビデオと12月に行なったライブの映像が入ってるんですけど、ミュージックビデオやライブ映像って特典映像の王道ですよね。「それだけじゃダメだ!」と思って、「木村カエラの映像実験室」っていうのを入れました。私がゆっくりと倒れていくシーンをハイスピードカメラで撮って、それにいろんなタイプの音楽を乗せています。違う音楽が乗るだけで見せ方が違ってくるって言うのを表現しました。音楽の大切さを分かってもらいたいなって。
内容は、同じシーンにいろいろなBGMを付けてみて「想像される情景がだいぶ違うでしょ?」という実験映像で、九州大学教授岩宮眞一郎氏(音響心理学、音響工学)の解説付き。
おぉ、こんなところにも「サイエンス・コミュニケーションが!」と思ったんですが…正直、やや物足りない。
基本的には同じシーンの繰り返しで音楽が変わるだけなんですが、「違う音楽が乗るだけで見せ方が違ってくる」とまで言えているかどうか…(どうですか、みなさん?)。
ウェブサイトの岩宮教授の業績を見る感じだと、もうちょっと膨らませられるネタを見つけられたんじゃないかという気がします。
次回は是非北海道大学CoSTEPかうち(阪大CSCD)にご用命を(笑)。
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