NHK特集「ウォーター・クライシス: 水は誰のものか」
石油獲得闘争よりも熾烈であると言われているのが生命としての人間に必須の資源、水をめぐる闘争である。
21世紀は水戦争の時代とも言われている。
これを巡り、今、世界中で問題が吹き出しているが、この問題について日本のメディアは大変動きが遅い、という印象であったが、今回のNHK特集「ウォーター・クライシス: 水は誰のものか」はかなり力が入っている。
第一回の今日「狙われる水道水」は、第三世界に置いてヴィヴェンディに代表される多国籍企業がなにをしているかについての、フィリピンに置ける事例の紹介に始まり、カリフォルニアのフェルトンにおける水の公営化を求める運動、ウェールズのグラスカムリという「水供給のNPOモデル」(私もこれが最終的な回答になるのではないかと思う。ある意味で真の《民》営化である)の紹介まで、かなり盛りだくさんである。
(写真は今年の世界社会フォーラムで行われていた、各地の水道の民営化の状況について話し合う会議の様子)
明日の「枯れ果てる大地」はインドのパンジャブが舞台とのことなので、たぶんヴァンダナ・シヴァが『緑の革命とその暴力』で取り上げているような問題を扱ってくれるのではないかと期待。
21世紀は水戦争の時代とも言われている。
これを巡り、今、世界中で問題が吹き出しているが、この問題について日本のメディアは大変動きが遅い、という印象であったが、今回のNHK特集「ウォーター・クライシス: 水は誰のものか」はかなり力が入っている。
第一回の今日「狙われる水道水」は、第三世界に置いてヴィヴェンディに代表される多国籍企業がなにをしているかについての、フィリピンに置ける事例の紹介に始まり、カリフォルニアのフェルトンにおける水の公営化を求める運動、ウェールズのグラスカムリという「水供給のNPOモデル」(私もこれが最終的な回答になるのではないかと思う。ある意味で真の《民》営化である)の紹介まで、かなり盛りだくさんである。
(写真は今年の世界社会フォーラムで行われていた、各地の水道の民営化の状況について話し合う会議の様子)
明日の「枯れ果てる大地」はインドのパンジャブが舞台とのことなので、たぶんヴァンダナ・シヴァが『緑の革命とその暴力』で取り上げているような問題を扱ってくれるのではないかと期待。
実はこれまで水問題については日本でも(京都で行われた水フォーラムの影響もあって)けっこうな数の本が出版されているが、どれも売れ行きは芳しくなく、出版社の腰はだいぶ引けている。
実は私も関わっているのだが、現在も一冊、水問題に関する本の翻訳作業中であるが、ちゃんと出せるか予断を許さないところ。
これをきっかけに水問題についての本が売れてくれるとありがたいのだが…。
(オススメ関連書籍リスト。上から順にオススメ度高し)
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