ブッシュ大統領、IMF批判に拍手
南米ではベネズエラ大統領として怪気炎を吐くチャベスと労働者党から地域大国ブラジルの大統領になったルラの連合が成立して以来、次々と反米政権が誕生する「ドミノ現象」が止まりません。
米州首脳会合をホストしているアルゼンチンのキルチネル大統領もそうした存在の一人です。
したがって、もちろんマル・デル・プラタの会議場の外にはブッシュに抗議する市民が渦をまいているのは勿論、議場の中もかなりアメリカ人に居心地の悪いことになっているようです。
そんな時にも雰囲気を判っていないのか、わざとやってるのか判別しがたいリアクションで楽しませてくれるのがブッシュ大統領の真価かもしれませんが、今回もまたやってくれたようです。
ブッシュ大統領、米州首脳会議の会場内外で逆風
開幕会合で、ホスト国アルゼンチンのキルチネル大統領は米国主導の国際通貨基金(IMF)が描く経済復興の処方せんを痛烈に非難し、「いわゆるワシントン合意は失敗だった。米大陸全体、とりわけ我が国が、その理論の痛ましい失敗例だ」と、IMFを同国の経済混乱を深めた元凶と指摘。喝采(かっさい)を送る周りの首脳につられてブッシュ大統領も拍手し、スペイン語を解する地元記者の失笑を買った。
…本当に、ほとんど全員拍手してたんでしょうね。
【追記】
笑ってしまって気が付いていなかったんですが、よく考えると「ワシントン・コンセンサス」という言葉が日本の新聞に載るのは非常に珍しいですね。
批判的な文脈で、しかも読売新聞に掲載されたというのは、おそらくはじめてではないだろうか…。
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√Reutersが流してた話なんですが、南米訪問前のブッシュさんのポケットには『白いハンカチ一枚』しかはいってなかったんだそうです (物理的に
白旗をあげるタイミングさえ誤らなければまだ失地回復の余地はあるのか、な〆