ナイロビから
ナイロビにおります。
本日(20日)から第7回の世界社会フォーラムが開幕します。
19日までは、川田龍平くんのサポートということで、Global Yang Greens(緑の党世界ネットワークの若手部門)の会合に出席していました。
こうした会合を社会フォーラムのついでにやってしまうと言うのはよくあることで、参加者を世界各国から集めやすいというメリットもある一方、ナイロビという、インフラも万全でなく、治安の問題もある都市での運営は非常に大変であったと思います。
特に、GYGは名前の通り、学生など、35歳以下のユースの集まりで、そういったことに慣れているとは言い難いわけで、そういうことを成し遂げてしまう行動力に驚きを禁じ得ません(欧米各国の緑の党からのサポートがそれなりにあったようですが)。
また、アジアの国々(韓国、ヴェトナム、フィリピンなど)からも若い参加者に会えました。
彼らの多くは自分でインターネットに公開された情報を見つけ(多くの場合、親の反対を押し切って)応募したということでした。
ヴェトナムからの参加者に将来の夢を聞いたところ(もちろんヴェトナムは共産党一党体制なので、残念ながら緑の党が結党される余地は大きくない)、自分たちがやっている学生NGOを軌道に乗せて、そこで働くことだと教えてくれました。
彼女の夢が叶ってほしいものです。
最終日には、川田龍平スピーチ。
なんか、アフリカからの参加者たちには感銘を与えたようでした(たぶん、「権威主義的な政府の腐敗の犠牲者として、政府と戦う」みたいな話が欧米人には当たり前というか過去の話になっているのに対して、アフリカの多くの国では今そこにある現実であるから、かなという気もしました)。
ナイロビで泊まっているホテルは(治安の問題などからいつもより若干ランクを上げているので)快適なのですが、インターネット環境が厳しいのが難点。
設備が古いせいか、部屋から外線はかけられず、もちろんLAN環境もなし。
インターネットカフェは比較的安いのですが、治安のせいか空いている時間が極めて短い(遅くても出かけるのが怖いというのはあるのですが…)。
ただ、平日の昼間、たまにセキュリティのかかっていない無線LANを部屋や廊下から拾うことがあって、それでメールチェック(GMailを利用中)ぐらいはできることも…ある。
泊まっているホテルの道路を渡った反対側は高級ホテルで、そこの無線LANもホテルのロビーまで漏れてきているが、これはさすがにセキュリティがかかっていてアクセスは不能。
ちなみに、正規で使わせてもらうと一日1200シリング(1800円ぐらい?)らしいです。
ナイロビの治安はさんざん脅されてきましたが、『地球の歩き方』にあるよりはやや改善されている模様。
とはいっても、世界でも有数の危険地帯であるのは間違いないので、十分気をつけたいと思います。
P.S.
WSF日本連絡会のワークショップは以下の通りで確定しました。
Organizer name: World Social Forum Solidarity Network Japan
Activity name: Debate with Japanese anti-neoliberal movements on the unsustainable development, foreign policies: against ADB 2007 and G8 2008 in Japan
Date and time: January 23rd 2007, 8:30-11:00 am (In fact, we will start from 9 am)
Room: G-110/111
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