「もうひとつの世界って、ナンなんだ!?」報告 (写真)

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 すでにお知らせしたとおり、明治学院大学アートホールにて「もうひとつの世界って、ナンなんだ!?」を開催しました。主催団体のWSFJ-youthは、2004年のムンバイ世界社会フォーラムに、ピースボートのフェロー・インターンで参加したメンバーを中心につくったものです。っていうか、かなりとりあえずつくったので、方針や今後の活動など、いっさい白紙です。どうしよ(笑)。と、まことに頼りないながら、なんとか開催にまでこぎ着けました。ピースボートならびに実動部隊になった若い参加者に感謝(おかげで当日しゃべるだけですんだ感じ)。


 まず、10時から映画『テロリストは誰?』上映。参加者は若い人を中心に100人弱。盛況であろう。その間、午後のパネリストは打ち合わせ。昼は明学のラウンジに付いているモスバーガーで。「ファスト・フードじゃないですか」「国内資本だからいいんだ」。…いいのか?
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 午後。午前中よりお客さんが減ったらどうしようと思っていたが、180人ほど集まり、一同胸をなで下ろす。ATTACの皆さまなども来てくれていたようであるが、割と見たことの無い若い人が多かったのが良かった。

 最初に映像上映の予定だったが、機械が言うことを聞かず、もたつく。大学(特に私学)のインフラは悪くないのだが、メンテを怠る傾向があるのである。こういうところにも人件費軽視、箱物型の日本が顕れているとは言えまいか。そこで、今回共催になっている明治学院大学国際平和研究所の吉原功氏のご挨拶と、北沢洋子氏の講演をいただく。北沢さんは、ポルト・アレグレで社会フォーラムが開かれるまでの経緯を説明。そのなかで、ジュビリーなどのキャンペーン型のNGOが発達してくる過程についても説明があったが、その先駆として「地雷廃絶キャンペーン」についても説明していた。私は先に『アソシエ』で社会フォーラムの歴史的経緯を説明するさいに、ちょっと悩んだのだが流れとしては外した話である。ATTACやジュビリーなどの運動と類型的には似ているのだが、反グローバリゼーションという流れとはちょっとずれると感じていたからである。とはいっても、過去何度か(ATTACの集会などで)口頭で説明する機会には地雷廃絶キャンペーンにも言及したことはある。このあたりの扱いはちょっと難しい。人材面での相互交流など、実証的な研究が必要なのではないだろうか。

 そのあと、ワークショップ「ニッポンのNGOの役割って?」。私も経済のグローバル化について7分で概説。…ほとんどの人が判らなかったんじゃないか? その後、10人前後の班に別れて討論。最近、このスタイル、はやりです。経済をどうまとめていいんだか判らず冷や汗書いたが、カナシロリエ氏のナイスなアシストもあって、まぁ、なんとか形になる。参加者に感謝(みんなも「戦争と平和」とか「医療・福祉・教育」とか、語れるテーマに行きたかったろうけどな)。
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 休憩を挟んで、 グローバル・ヴィレッジの服を使ったファッション・ショーと月刊「The Big Issue」の状況レポート。最後に、 神田敏明さんが KNNを例に、個人で始める情報発信講座(セグウェイ試乗会のオマケ付き)。間近で見ると…がぜん乗りたくなる!!
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 終了後は新宿に移動して朝まで飲んでましたとさ。

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このページは、かすががMay 8, 2004 11:59 PMに書いたブログ記事です。

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