サイエンス「カフェ」は何処にあるか? (NPOサイエンス・コミュニケーション・ニュース 巻頭言)
NPOサイエンス・コミュニケーション・ニュースNo.297の巻頭言として、「サイエンス『カフェ』は何処にあるか?」という記事を書きました。
サイエンス・カフェ(あるいはフランス語で「カフェ・シアンティフィーク」)はすっかり日本に定着したように見えるが、「カフェは公共空間である」ということの意味は十分に伝わっていないとも言われる。もちろん、一から十までヨーロッパの物まねをする必要はないが、なぜサイエンス「カフェ」でなければいけなかったかについて、すこし考えてみることも有益だろう。ここでは主と してセネットの『公共性の喪失』に沿って歴史を振り返ってみよう(以下、ページ数は同書)。一つ重要な点は、「カフェが公共空間である」というのは、ヨーロッパにおいても過去の話になったと考える人が多いと言うことである。その上で、公共空間としてのカフェを取り戻そうという思想が、サイエンス・カフェや哲学カフェ運動の背景にはある。[もっと読む]
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: サイエンス「カフェ」は何処にあるか? (NPOサイエンス・コミュニケーション・ニュース 巻頭言)
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://talktank.net/mtype/mt-tb.cgi/439
コメントする