札幌デモ(チャレンジ・ザG8 市民ピースウォーク7.5)で逮捕者…について



 北海道洞爺湖サミットに反対する国内外の非政府組織(NGO)を中心としたデモ行進「チャレンジ・ザ・G8サミット 1万人のピースウオーク」が5日、札幌市中心部であり、北海道警はデモに絡み、ロイター・ジャパンのカメラマンら男2人を公務執行妨害容疑で、別の男2人を同市公安条例違反容疑で、それぞれ現行犯逮捕した。

 調べでは、カメラマンは5日午後4時ごろ、デモの取材中、警備中の警察官の腰をけった疑い。ほかの3人は、車を警察官に接触させたり、道公安委員会の許可したデモの条件に違反して隊列を広げようと扇動したりした疑い。
(中略)

 主催団体のメンバー越田清和さんは「ほとんどの参加者が平和的に自分たちの主義主張を発信できたのは良かった。逮捕者が出たのは残念だが、物を壊すなどの事態はなかった。これだけ警察ががっちり囲むというのは、過剰警備だ」と話した。


  (「反サミットデモに3000人 警備陣大動員、逮捕者4人 」(asahi.com)


"Challenge the G8 Peace Walk" "Challenge the G8 Peace Walk"


 最初の写真がいわゆるNGOエリア(デモ隊第一グループ)の最後尾(写っているのは不当な債務の帳消しを求めるジュビリーサウスのみなさん)で、次のが今回逮捕者を出したサウンドデモ・エリア(第二グループ)の先頭部分です。
 もう、NGOエリアは完全に警察もノーマークで、隊列を崩そうが逆行しようが、誰もなにもいわないという、日本のデモとしては珍しいぐらいにゆるゆるの警備状態でした。
 それに対して、サウンドデモ・エリアは明らかに警官の動員数が違います。
 まぁ、どちらが最初に挑発したのか、というのは逮捕の瞬間を見ていないので、ここでは論じませんが、どちらにしてもある程度は「シナリオどおり」なのかな、という気もするわけですね。

 …サウンドデモって、そんなに脅威かなぁ??
 まぁ、そこに脅威を見て取っているとするならば、警察もそれなりにセンスがあると評価すべきなのかもしれませんが…。

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このページは、かすががJuly 6, 2008 6:19 AMに書いたブログ記事です。

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