関西が流行の最先端になってしまったようで…。
しかし、今回のインフルエンザはリスク評価が難しいですね。
(そういう意味では、学生に考えさせる格好の素材ではありますが…)
・弱毒性で死人はあまり出ない
・しかし(あるいは、ゆえにこそ)感染力が非常に強そうである
・新型なので、多くの人は免疫を持っていない
・何故か若者に死者、重傷者が多いように見える
・ウィルスが広がって、より重症を引き起こすものに変異しての流行第二波が(秋以降に)来るのかもしれない(スペイン風邪の時はそうだったという話があるらしい…)
・トリといっぺんに流行されて、しかもどっちかだけ抗インフルエンザウイルス薬が効かない、みたいな話になるとさらにパニックだ
みたいなところがポイントになるのか…。
(他にあればご指摘下さい)
それにしても、生徒が発熱していても「渡航歴がないから季節性インフルエンザだと思っていた」というのはアホすぎだ。
ひとつには「水際作戦をしているから大丈夫です」とさんざん宣伝しすぎた国にもあるような気がする。
あまり世間を惑わせないために、とりあえずそういう宣伝をしておくというのは意味がないわけではないと思うが、その場合でも学校関係者などにはちゃんと真実を通達しておくべきであろう(しなきゃワカランような事柄か!?、という気もするが…)。
このへんも「科学コミュニケーション」の課題になるかもしれない。
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