先日、西成ジュニア・サイエンス・カフェ『なにわの野菜が地球を救う』でもしゃべって貰った松平尚也氏のことが毎日新聞(京都版のみ?)「京の人今日の人:持続可能な「食と農」を実践、松平尚也さん」という記事になっていた。
グローバル化した世界で「食の安全保障」が叫ばれる中、持続可能な生産と消費のあり方を考える。市民運動を続けつつ、4反(約3960平方メートル)の畑で各地の伝統野菜30種を栽培。友人らが始めた左京区の多目的施設「かぜのね」で先月末、自作野菜の試食会を開き、思いを語った。
会場のかぜのねは先日記事にしました。
しかし、この記事でも言及されている、農業の厳しさを考えると、昨今の「派遣労働者を農業に」みたいな議論の馬鹿馬鹿しさが解りますね。
もちろん、農業人口はもう少し多いほうがいいという意見には概ね賛同しますが、そのためには若者を就業させるより先にやることがあるだろう、という…。
あと、株式会社化して、という話も大いに疑問で、欧米諸国で農業がペイしている国なんて基本的にないと思うんですよね。
大規模農業が行われているアメリカやフランスでも輸出助成金などで持たせている部分は大きいわけで、まして小さい国で補助金を入れていないところなんておそらく皆無と言っていいでしょう。
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