YouTube内部に、各種メディアで活躍する一流のジャーナリストたちが市民がジャーナリストになるためのノウハウを大公開したサイト、YouTube Reporters' Center!ができた。
http://www.youtube.com/reporterscenter
個々のビデオは短いもので、これを見たからすぐジャーナリストになれるというものでもないかもしれないが、実際に始めようとしている人にはヒントになるし、たぶんなにより一般の人々が言論の自由を行使することを鼓舞する効果が期待されているのだろう。
技術的には、とにかく携帯のデジカメでもあれば、あとはブログやTwitterですぐにでも「ミニメディア」が創れる時代である。
政治家の発言やメディアの「事実度」をチェックするサイト、 PolitiFact がファクトチェックの方法を教えてくれる。
もちろん、「公式の統計にあたろう」とか「当人に確認しよう」とか、基本的なことが論じられている。
こういったことは日本では2ちゃんねるあたりでみんなが学ぶのかもしれない。
ちなみにPolitiFactはフロリダのセント・ピーターズバーグ・タイムズ誌のプロジェクトで、2009年にはピューリッツァー賞を受賞している。
こちらでは、ニューヨーク・タイムズのニコラス・クリストフ記者がグローバルな危機を取材するさいの心構えについて論じている。
いきなり最初が「まず第一に重要なことは、貴方自身が確実に生きて帰ることです」ということで2チャンネルでも大人気、コンゴ民主共和国(旧ザイール)反政府勢力を率いるヌクンダ将軍にインタビューするシーンが出てくる。
…いきなりハードル上げすぎだと思う。
こちらはボブ・ウッドワード。
the YouTube Reporters' Centerの説明はこちらから。だれでもTipsをアップロードできます、と呼びかけているのも凄い。
さまざまな意見はあるところだろうが、アメリカおよびアメリカの理念を体現する企業としてのGoogleのすごさ、というのは無視できないと思う。
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